Vtuber音霊魂子さんの「独占欲が強すぎる彼女」は歴史を変えた

ASMR列伝
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このサイトのアフィリエイトプログラムが通ったので…一発目には歴史的な作品を語りたい。

独占欲が強すぎる彼女にイジラレまくる耳舐め調教【CV.音霊魂子】/あおぎり高校
けっこうエッチなパッケージですが…ギリギリ15禁です。18禁作品ではありません。
そして、15禁であることが、かえってこの作品にしかない斬新さ・心地よさを生み出しています。

 

前半は、ニート同然の家出少女「音霊魂子」と同居するまったり日常音声

作品の前半は、ニート同然の家出少女で同居人の音霊魂子さんを養っていくうちに仲良くなっていく日々を描いている。

ゆっくりしたトーンと、ゆったりと流れる同棲生活の時間。

ニートだった魂子さんが最初はそっけなく、でも時々ムラムラしたり、同居人の役に立ちたくて料理したりする…ふわっとした関係の中にある確かな生活感。

そして、「簡単な言葉で本質を捉えてくれる」癒やしのフレーズの数々。

音霊魂子さんを知らなくても、他のASMR聞いたことなくても心地よい距離感を楽しめる素晴らしい作品なので、是非聞いてみてほしいです。

 

逆に15禁だからこそ、「やりすぎない」ところにリアリティのある共依存が描かれてるのが良い!

【注意!】
ここからは、大事な部分をネタバレします。
「ネタバレはイヤじゃ」
という人は、ブラウザバックするorこのパートは飛ばして読んでね。(2年前の作品だし、サンプルに入ってないパートで作品の印象が変わるからね!
ここを語らないとこの作品を語ったことにならないのよ…)

 

サンプルでは、トラック4までのエッチなシーンがほとんどないところまでしか聞けないのです。

ここまでだと、15禁にする必要性すら疑わしい癒し系日常音声なのですが…トラック5、6でエロくなります。

トラック5では一緒に寝ていたら朝起ちを恥ずかしがるパートナーに気づいた魂子が、耳舐めしながら手でしてくれて、受け止めてくれます。
15禁音声なので、淫語など直接的な表現ないのですが、耳舐めしながら後ろでシコシコヌチャヌチャ的な音がほんのり聞こえてます。

この感じがエロ音声としてはかなりマイルドな反面、
「実際の女の子は、エッチしてるときでも恥ずかしがって淫語乱発とか開けっ広げな感じにはならないので、かえってリアリティ高いエロなのが、いいね!
という作品に仕上がっています。

そして、トラック6ではストーリーの伏線がまるっと回収されます。

1つ1つの行為を「そういうもんでしょ」で終わらせない深さが素晴らしい

別に、音声作品で女の子から耳舐めされるのは「普通のこと」です。
その女の子と一緒にいることだって「普通のこと」で特に理由とかなくたっていいです。

でも、この作品は「耳舐め」という行為自体の意味がトラック6まで聞くと回収されます。
家出少女がニート同然の生活をして居候していて「なんで私なの?」と思ってる気持ちがちゃんと回収されています。

この作品のチャプターごとのタイトルは

#1.私のキモチにちゃんと気づいてる?
【とある平日の夜.1】(08:00)

#2.今日はガマンできない日だって知ってた?
【とある平日の夜.2】(25:12)

#3.キミに気づいてほしいからがんばるんだよ?
【とある平日の夜.3-1】(08:15)

#4.たまにはシットしてもいいよね?
【とある平日の夜.3-2】(21:08)

#5.ここまでするのはキミだけだからね?
【とある休日の朝.4-1】(18:40)

#6.私のキモチにちゃんと気づけた?
【とある休日の昼.4-2】(17:36)

となっているわけですが…チャプター1の「私のキモチに気づいてる?」は彼女自身のいい人過ぎる主人公への困惑と、主人公自身が『自分でもなんでニート同然の同居人を養っているのかが良くわからない』という状態にヤキモキしている部分を指していて、チャプター6でしっかり回収されています。

彼女は主人公に「おひとよし」という表現をよく使ってます。
この言葉は古のオタクにとってはすごくフックになる言葉です。

というのも、私がオタクになった00年代には、ライトノベルが流行っていました。
その時に、ラノベの主人公がヒロインによく言われるのも「おひとよし」でした。

ラノベで言う『おひとよし』は
「主人公が女の子に優しいから好かれている」
という意味でよく使われた言葉であると同時に、女の子に気を使いすぎて一歩踏み出せない・優しくされている以上の進展がないことにヤキモキした時に出る言葉でした。

ラノベが発展するにつれて、主人公が好きになった女の子がそれ以上進まないことを「唐変木」というようになったり、主人公の自己肯定感が一向に上がってる様子のないことにイライラするようなテキストが入るようにニュアンスは変わっていきます。
でも、男性向け作品は結ばれたら物語が終わっちゃう作品が多いので、男側は「おひとよしなんだけど奥手」な作品が相変わらず多かったです。

「令和のご時世に、平成のライトノベルの話をされても…」
と思うかもしれないけど…音霊魂子さんのグループであるあおぎり高校自身が、2000年代のアニソンで盛り上がってるからこの手の文化を汲んだ可能性、全然あるんです。

あおぎり高校自身の話は後回しにするとして…ライトノベルに限らず、全年齢ラブコメだと大人の事情で「お人好しの奥手」で終わってしまうことに、大人の読者や愛される側の女性はなんか不完全燃焼なところが残ることがあるのです。

それを15禁作品で、ちょっとエッチな生活感も織り交ぜることによって、
「同棲するうちに好きになった」
「いや、むしろ最初から好きだったからずっと養ってくれてるのに、養ってくれてる本人が好きという恋愛に不器用なのか、気を使いすぎてるのか、好意や下心を出して良いのか悩んでるから、女の子側から距離詰めた」
という大半の全年齢ラブコメが大人の事情でやりづらーいことを踏み込んでやっているのです。

そして、チャプター6まで封印していた言葉や、行為へと発展していくので…ぜひとも購入して6まで聞いてほしいですね!

これがあおぎり高校リスナー的にも「これがDLsite!?」という面白さがあるし、
DLsiteユーザー的にも「18禁では見落とされがちなことを、15禁だからこそ拾い上げてる」という面白さがあって面白いのです。

そういう意味「でも」歴史的な作品です。
ASMR作品の業界はエロありきのように言われてますが、実際に最も売れているのはブルアカのキャラ音声だったり、純愛お◯んこ当番だったりというシナリオのしっかりしたイチャラブなのです。

そういう原点にしっかり根ざしながらも
「15禁だからこそできること」
「音霊魂子さんがやると妙に説得力のあること」
をうまく見つけた作品だと思います。

本当にいい作品だから是非聞いてほしい。

 

独占欲が強すぎる彼女にイジラレまくる耳舐め調教【CV.音霊魂子】/あおぎり高校
 

 

実はこの作品、「ASMRが音霊魂子さん本人のシンデレラ・ストーリーをも実現している」という作品外のストーリーもアツい!

この作品を出した当時は、音霊魂子さんの在籍する「あおぎり高校」は…「大手」ではありませんでした。
大手というと、スタートがすごく早かったり、クリエイターの知名度が高かったり、大手事務所がバックボーンにいたりするのですが…このどれでもなく、チャンネル登録者もあおぎり高校チャンネルで15万人、音霊魂子さんの個人チャンネルは13万人でした。

あおぎり高校はかなり特殊です。
第一に、あおぎり高校も一応企業勢ではあったのですが、今の事務所になる前はすごく狭かったそうですし、当時の親会社とは炎上したプロジェクトと切り離すために分社化。
さらに、狭いのを通り越して、最初の社長が逃げ出すぐらいにはバックアップが貧弱でした。

さらに、個別のチャンネルができる前には、個々のチャンネルはなくて、あおぎり高校のみ。
しかも、内容はかなり手探りで、ゲーム実況したり、3Dショートアニメをやってみたり、歌ってみたり…色々やってます。

最初の方は「あおぎり高校ゲーム部」と名乗ってたからゲーム中心で行くつもりだったようですが…この時ゲーム実況は飽和状態。
むしろ、3Dショートアニメや歌ってみたの方がバズる感じになっていました。

そして、
「ショートの大代」
こと大代真白さんの加入でショートアニメを活かしたショート動画であおぎりの知名度が飛躍していくのはまた別のお話。

 

最初にあおぎり高校の大きな武器になったのは、音霊魂子さんによるASMR配信。
本当はその配信を持ってきたかったのですが…You Tubeのガイドラインを守るために、動画自体は消えてしまっていて、記録でしか残っていない状態になっています。

2019年からYou Tube上でASMR配信が伸びたため、2020年にはシナリオライターの方に協力してもらってDLsiteに進出するに至ります。

この作品、実はシナリオ周りが素晴らしくてですね…

You Tubeでは出せないほどエッチなイラストが目を引くのですが…実はシナリオライターさんの影響がかなりでかいです!
というのも、このシナリオライターさんは、DLsite広しと言えども、1万DL以上の作品をたくさん手掛けていて、それでいて自分の作品もしっかり当たっているすごい方です。

この作品でも、DLsiteの音声に聞き慣れた人に音霊魂子さんを聞かせるために、すごく工夫されていてます。
独特の言葉遣いや声優さんほど滑らかではない(実際最初の方はけっこうぎこちない)演技を逆に「聞かせるポイント」としてうまく機能させていて、そこがすごいんです。

これは良し悪しではなく、特徴の問題。

というのも、
「音霊魂子さんは自他ともに認めるおバカキャラだが、学がないだけで根はすごくいい子」
「島根県出身で方言が入ってたり、おっとりしゃべる要素があって、声優さん的なメリハリのある感情表現とも違う。」
「饒舌に淫語だらけのテキストを叫びまくる作風も全然違う。むしろ、下ネタをベラベラ喋るのは別の人で、魂子さんはゴリゴリの下ネタはさほど多くない」
のです。

既存の音声作品で良くやられてる手法が当てはまらないどころか、音霊魂子さんがそれをやっちゃうと人気声優が演じた作品の劣化版になりかねないのです。
でも、音霊魂子さんやあおぎり高校が積み上げてきたファンと文化圏があるからそこに合った音声作品にしていく必要があるのです。

その辺が、本職の同人声優さんとは良さの種類が全然違う!
本人が持ってる声・キャラクターの良さを生かした作品だからこその、記録的ヒットなのです。

ちなみに、ジブリアニメはこの手法が好きです。
例えば、『風立ちぬ』で、声優経験のない庵野秀明さんが堀越二郎を演じたことで、
声優演技に慣れてる人には棒読みに聞こえるけど、そこが逆に堀越二郎のぶっきらぼうで戦闘機の開発以外にはあまり興味のない感じが出てていい!
という事案(そこを狙ってるから敢えてジブリでは本職の声優さん以外の方でも声優として抜擢すること)があります。

これを、エロ寄りの同人音声でやることに成功しているので、
「話題のVtuberの作品」
を通り越した良さが生まれている…というわけです。

「いやいや、あおぎり高校のブランドがあったから売れたんでしょ?」
という人もいそうだけど、違うシナリオライターが担当した作品も売れてるかというとそんなことないです。

プロの声優さんが演じる作品ではないこと
配信で紡いできた彼女たちの文化があること
この辺を汲み取ったシナリオにしないとうまくいかないから、色んな作品を手掛けてる人達でさえ合う合わないが出てくるのです。

そして、最初の作品では音霊魂子さんの良さを最大限引き出せています。
その結果、他のASMR作品と一線を画す名作が生まれていて音霊魂子ファンでなくとも面白い作品に仕上がっているから
「あおぎり高校聞くならこれを聞いてくれ!」
という気持ちで書いてます。

そして、彼女達はシンデレラになった

ASMR配信がすごくバズったVtuberとして音霊魂子さんは飛躍し、
あおぎり高校もYou Tubeショートでショートアニメのノリをもっと下世話に、1分でオチのつくコントとして投稿されるようになると…チャンネル登録者はうなぎのぼりに!

そして、その功績が評価され…ついにはあおぎり高校はVivion(DLsiteの親会社で、ゲオグループの子会社)に所属することになります。

にじさんじやホロライブの上場で盛り上がっている時期に、まさかのもっと大きな企業に入ってしまうという…大逆転シンデレラ・ストーリーを起こしています。

もちろん、Vtuber事務所としては今もにじさんじ・ホロライブの2強なのですよ?
でも、事務所がせまいの、違うグループの炎上に巻き込まれたのと言ってた頃から考えると、ASMR配信で活路を見つけ、ショート動画で注目を集め、ついにはASMR作品の間口を広げる旗振り役として…

↑の作品、DLsite公式で無料で聞けるASMR作品なので、良かったら聞いてみてね♪

DLsite公式からあおぎり高校の作品が出すまでになるなんて…当時のファンに言っても信じてもらえないんじゃないかな?

もちろん、周防パトラさんの方がDLsiteに作品を出したのは先でした。
ASMRはニコニコ動画での伊ヶ崎綾香さんの活躍、海外のクリエイターが流行らせた側面もあるので、もうちょっとフクザツです。

でも、VtuberさんをDLsiteに駆り立てたり、エロい音声をVtuberのサイドビジネスとして根付かせる上ですごく重要な役割を担ったのは…実はあおぎり高校!
そして、今回紹介した「独占欲が強すぎる彼女にイジラレまくる耳舐め調教」なのです。

世の中も本人の人生も、視聴者のASMRへのイメージもガッツリ変えた作品なので、是非とも聞いてほしいです。

 

独占欲が強すぎる彼女にイジラレまくる耳舐め調教【CV.音霊魂子】/あおぎり高校
 

 

おまけ:3年ぶりにブログを復活させたから追記する

追記1、実写魂子さん…おっぱい大きいじゃん…

3年という月日が経った結果…Vtuberが実写動画を作ることの抵抗感が減り…

あおぎり高校も魂子さんとこまるさんは実写動画が増えた。

こんな感じに撮影の裏側を紹介してくれるやつでも「スーツのせいでおっぱいが…」とか思っていたのですが…

 

あおぎりは想像の遥か上を行った!

パイ合わせだああああああああああ
しかもサムネだじゃなくて本編にもあるぅ!

という実写解放で、
「もう魂子さんは18禁以外のエロいことをコンプリートするゲームに巻き込まれとるんか!」
という状況でございます。

本人が渋々やってくれる感じが、オープンで素材が多いこまるさんとはまた違う
「魂子はオープンスケベじゃないからこそ、渋々やってくれるあの感じに献身とエロスを感じるんだ」
というよさがあって好きです♡

 

2、ブログを復活させたから対になる記事を書いてみた

音霊魂子さんが
「飾らない等身大の姿を込めてアイドルの階段を駆け上がっていったシンデレラ」
だとこの記事で書いた。

そして、続編では音霊魂子さんの正反対として
「アイドルを食い破って、エロ・同人の世界に挑んで成功を掴んだ鈴鹿詩子/塚本のべる」
という人を紹介しました。

(元)超人気Vtuberが原作者のエロマンガを読んでみた
元にじさんじ鈴鹿詩子が、同人作家Vtuber「塚本のべる」としてエロマンガ界へ進出して大ヒットを飛ばしています。彼女は鈴鹿詩子時代から世界を震撼させる伝説のオタク。手掛けた作品もまたTLの深淵を描いてて、感想を熱弁したくなる怪作です

私、音霊魂子さんもショートで何年も見続けてきた好きなVtuberさんですが…同時期に山程切り抜き見てたのが鈴鹿詩子さん。
両方とも等身大で大人気Vtuberなのにいい意味で力が抜けているところが魅力的なんだよ。

私、承認欲求強すぎるタイプが苦手で…ダメなところとかほんわかしたところ、人に伝わらないかもしれないこだわりまで色々出してくれるタイプが好きなんですよ…。だから魂子さんも詩子お姉さんも好きってスタンスでした。

良かったら読んでみてね!

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